朝倉災害母子支援センター「きずな」を視察

 

10月13日(土)、福島みずほクオータアクト in 福岡キャラバンで、朝倉市にある朝倉災害母子支援センター「きずな」を訪問いたしました。
「きずな」が誕生したきっかけは、2017年7月に発生した九州北部豪雨災害で、朝倉市も甚大な水害を被りました。
そんな中、アイ女性会議のメンバーと地域の支援者が中心となり、被災母子・女性の避難所、女性ボランティアの宿泊・拠点、母子・女性と子どもの相談・支援を目的に、同年8月1日、休院中の産婦人科医院を活用しスタートしたのが「きずな」で、国内初の取り組みです。

 

 

大庭きみ子事務局長からこれまでの苦労話や、災害時における女性や母子の避難場所・女性ボランティアの活動拠点確保の重要性、避難中・避難後の生活サポートの必要性など、たいへん示唆に富むお話をうかがうことができました。
災害支援という当初の役割は今年3月30日で終えましたが、今後も「きずな」は母子支援センター(産前・産後ケアハウス)として新たに継続運営されるとのことです。
日本版「ネウボラ」(出産や育児に悩みや課題を抱える母子を支援するワンストップ型の拠点で、発祥はフィンランド)の先駆けとなる可能性を秘めた「きずな」の活動に期待したいと思います。

 

 

また「きずな」にお集まりいただいた支援者の皆さまとも、短い時間でしたが意見交換をさせていただきました。
非正規雇用が増えることによる貧富の格差拡大の問題、社会福祉の切り下げの問題、右傾化する教育環境の危うさなどについて、大変貴重なご意見をいただきました。
ありがとうございました。

 

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