第27回 参議院選挙の結果について 那須敬子
今回の参議院議員選挙では、皆さまには本当にお世話になりました。たくさんの励まし、あたたかなお心遣い等ありがとうございました。勇気と元気をいただきました。
これだけ皆さまから心からのご支援をいただいたのに、その期待にそえない結果となり申し訳ありませんでした。ただ今日の日本の政治状況を考えると、私もいつまでもくよくようかうかとはしている場合ではない。自公政権は少数与党とはなりましたが、外国人、ジェンダー、障がい者などに対する差別と分断をあおるかのような政党が台頭し、その勢いが広がっています。今、危機感でいっぱいです。
1930年代の世界恐慌下のドイツが重なって見えてきます。ナチスドイツの登場により、民衆の不満や不安をもとに、当時世界で一番民主的な憲法と言われていたワイマール憲法が否定され、共産党弾圧、ユダヤ人排除、やがて戦争となっていきました。そのころ、軍部主導であった日本の状況も重なります。今年は、思想信条の自由、学問の自由などを弾圧した「治安維持法」制定から100年。当時この法律により権利・自由が徹底的に弾圧され、やがて戦争となっていきました。
二度と「ファシズム、やがて戦争」といった歴史を繰り返してはならない。今こそ「護憲・平和」の理念のもと「多文化・他民族共生社会」をめざし「差別・排外主義」との闘いが必要です。今回45,207票の方々からの熱き思いをいただきました。それを胸に抱き私は頑張ります。ともに闘いましょう!
2025年7月22日 那須敬子
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